救急車とアンブレットサービスの違いとは?
1792年のフランスとオーストリア・プロイセンとの戦争で、医療環境が極端に悪化したことを受け、ドミニク・ジャン・ラレイは馬車型の救急車を開発しました。この救急車は戦場に常駐し、負傷者の処置と搬送を可能にしたのが、現代の救急車の原型です。
救急車の特徴
外観と装備
地域によって外観は異なりますが、救急車は緊急用のライトとサイレンを備え、接近を周囲に知らせます。また、無線や最新のコンピュータシステムで指令センターや受け入れ病院と情報をやり取りします。
車内装備
救急車は、気道確保器具、鼻腔・口腔気道、心電図モニター、血圧計、包帯、担架など、幅広い緊急医療に対応できる機器を多数搭載しています。これにより、現場での救命処置や搬送中のモニタリングが可能です。
救急サービス
救急救命士(EMT)やパラメディックは高度な訓練を受け、現場到着後の迅速な評価・処置を行います。気道管理、静脈輸液、血圧・呼吸・脈拍の維持など、緊急時に必要な医療行為を提供します。救急車は、アンブレットでは対応できない重篤なケースや高度な装備が必要な搬送も担います。
アンブレットの特徴
車両構造
アンブレットは地域の実情に合わせて選定される、主に車椅子利用者の搬送に特化した車両です。後部に車椅子用の固定ベルトやリフトがあり、乗客は機械式リフトで安全に乗降します。ただし、救命に必要な医療機器は搭載しておらず、緊急医療には対応できません。
サービス内容
アンブレットのドライバーは心肺蘇生法(CPR)や応急処置の資格を持ちますが、救急救命士ほどの訓練は受けていません。主に非緊急の移動支援を行い、医療機関への通院、買い物や銀行・郵便局への外出など、障がい者や高齢者の日常生活をサポートします。
