初期治療プロトコル
現場に到着した際、EMSはまず患者から既往歴や現在の症状を聴取し、アレルギーや服用中の薬剤、最後の投薬時刻を確認します。その後、事故や発症までの経緯を把握し、5分ごとにバイタルサインを測定・記録します。必要に応じて笑気吸入や静脈路確保を行い、疼痛緩和を図ります。
気道確保・呼吸管理プロトコル
患者の気道が確保され、呼吸が可能かを最優先で確認します。脊椎損傷が疑われる場合は、まず頸椎固定を行い、頭部と顎を適切に調整して気道を開きます。異物や嘔吐物がある場合は吸引で除去し、必要に応じて高度救命処置(ALS)を実施します。呼吸が正常化したら酸素投与を行い、継続的に呼吸状態を評価します。
興奮・攻撃的患者への対応プロトコル
患者が興奮または攻撃的な場合、まず警察等の法執行機関に協力を要請し、患者の安全確保と救急隊員の安全を確保します。呼吸や循環を阻害しない範囲で拘束を行い、必要に応じて医療的介入を実施します。外傷後の行動異常は基礎疾患が原因であることが多く、患者は救急車で病院へ搬送し、警察車両の後部に乗せてはなりません。
