双極性障害の診断手順
双極性障害は、DSM‑IV(精神障害の診断・統計マニュアル第4版)に分類される気分障害です。極端で制御できない気分変動が特徴で、ある瞬間は非常にエネルギッシュでも、別の瞬間は完全に引きこもり、疲労感やうつ状態になることがあります。これらの変動の重症度や頻度は、日常生活や人間関係に大きな影響を及ぼすため、適切な診断と治療が重要です。
必要なもの
- DSM‑IV
- 詳細な面接
- 精神科医
診断の手順
- 躁エピソードの確認:最低1週間以上続く、異常に高揚またはイライラした気分が持続しているかを評価します。例として、自己評価の過大、リスクの高い行動、睡眠欲求の減少、目標への執着、注意散漫などが挙げられます。
- 大うつエピソードの確認:最低2週間以上続く、すべての活動に対する興味や喜びの喪失があるかを確認します。食欲・体重・睡眠の変化、疲労感、罪悪感、集中力低下、意思決定困難、自殺念慮や無価値感なども重要な症状です。
- 混合エピソードの確認:少なくとも1週間にわたり、躁症状と抑うつ症状が同時に、または交互に現れるかを評価します。不眠、食欲変動、自殺念慮が頻繁に見られます。
- 日常生活への影響の評価:これらのエピソードが食事・睡眠・入浴・着替えなどの基本的な日常活動や、仕事のパフォーマンス、人間関係に支障をきたしているかを自己評価します。
- 精神科医による評価:エピソードの有無だけでなく、重症度や頻度を総合的に判断し、物質乱用や他の身体疾患などの鑑別診断を行います。精神科医は詳細な面接を通じて診断を確定します。
