スキナーのオペラント条件付けとは何か
オペラント条件付けは、経験と結果や報酬への期待に基づく学習反応です。科学者は実験動物に迷路や簡単な課題を行わせるためにこの手法を用います。心理学者B.F.スキナーがラットを使った実験で初めてこの用語を提唱し、行動の結果に応じた4つの学習形態(正の強化、負の強化、罰、消去)を示しました。人間の行動にも同様の原理が見られます。
正の強化(Positive Reinforcement)
空腹のラットをレバーのある箱に入れ、レバーを押すと食べ物のペレットが出るようにします。ラットはレバーを押すと食べ物が得られることを学び、意図的にレバーを押すようになります。この仕組みは人間の教育や職場でも同様で、勉強や仕事で成果を上げた学生や従業員は高評価や昇進、昇給といった報酬を受け取ります。
負の強化(Negative Reinforcement)
スキナーはラットに軽い電気ショックを与え、レバーを押すとショックが止む実験を行いました。ラットは不快な刺激を止めるためにレバーを押すようになります。人間の例としては、苛立った人に対して拘束具を外す、拷問的な質問に答えることで不快な刺激が止むといった状況が挙げられます。
罰(Punishment)
レバーを押すと電気ショックが与えられると、ラットはすぐにレバーを押すのをやめます。人間社会でも、望ましくない行動に対して不快な結果(昇進の機会喪失、給料の減額、解雇、低い成績、罰金など)を与えることで行動抑制を図ります。
消去(Extinction)
レバーを押しても何も起こらない状況を繰り返すと、ラットはレバーを押す行動をやめます。人間では、親が子どもの癇癪に対して無視することで、癇癪が徐々に減少し最終的に消えることがあります。
