抗うつ薬の切り替え方法
米国では、生涯にわたり約3000万人が何らかの抗うつ薬を服用すると推定されています。患者自身の症状報告だけに頼って処方が決まることが多く、薬の副作用や効果が不十分な場合、抗うつ薬を変更するケースは珍しくありません。本記事では、医師の指導のもとで安全に薬を切り替えるための代表的な方法を紹介します。
必要なもの
- 医療提供者(医師または精神科医)
- 新しい抗うつ薬の処方箋
手順
クロスタップ法(徐々に減量しながら切り替える)
- 医師またはメンタルヘルスケア提供者に相談し、症状や既往歴に合わせた新しい抗うつ薬と切替えスケジュールを作成してもらいます。
- 医師の指示に従い、現在服用中の抗うつ薬の用量を1日あたり約25%ずつ減らしていきます。
- 減量を継続し、通常1〜2週間で元の薬を完全に止めます。
- 最初の薬の服用を止めた後、3日間の間隔を置き、3日目に新しい抗うつ薬の初回投与を開始します。
- 医師が指示した増量スケジュールに従い、新しい薬を毎日同じ時間に服用し、効果的な用量に達するまで継続します。
即時切替え(薬をすぐに入れ替える)
- 医師と十分に相談し、処方された置換ガイドラインを正確に理解したうえで実施します。
- 医師の許可が出たら、旧薬の服用を止め、直ちに新薬の服用を開始します。フルオキセチンの場合は、通常3〜4日待ってから新薬を開始しますが、他の薬剤は1日で切替え可能なこともあります。
- 新薬は毎日同じ時間に、医師の指示通りの用量で服用し続けます。
