カタトニック統合失調症の症状と兆候の解説

カタトニック統合失調症とは

カタトニック統合失調症は、統合失調症の一型で、極端な精神運動障害と社会的機能の低下が特徴です。以下では、代表的な症状を分かりやすく紹介します。

1. 運動症状

無動(スタポール):ほぼ完全な動かない状態で、外部刺激に反応しません。

活動の増減(ウェクシング・アンド・ワニング):活動が活発になる時期と、低下する時期が交互に現れます。

カタレプシー:身体が柔らかくなり、任意の姿勢を長時間保ち続けます。

エコプラキシア:他人の動作を無意識に模倣します。

エコラリア:他人の言葉をそのまま繰り返します。

2. 陰性症状

失語(アロジア):言語が極端に乏しくなります。

意欲欠如(アボリション):やる気や目的意識が著しく低下します。

快感欠如(アネドニア):日常の活動から喜びや興味を感じにくくなります。

社会的引きこもり(アソーシャリティ):他者との交流を避け、孤立します。

3. 思考障害

妄想:現実に根拠のない信念を抱き、例えば「外部の力に支配されている」などと考えます。

幻覚:実際には存在しない音声や映像、感覚を経験します。代表的には声が聞こえる幻聴です。

4. 感情症状

情動平坦(フラット・アフェクト):感情表現が乏しく、顔色や声のトーンに変化がありません。

不適切情動(インアプロプリエイト・アフェクト):状況に合わない感情表現を示し、例えば悲しい話を聞いて笑うことがあります。

5. その他の症状

定型動作(ステレオタイプ):意味のない反復動作(揺れ動く、手をバタバタさせるなど)を行います。

奇異な身振り(マナーリズム):過度に誇張された動きやジェスチャーが見られます。

歪んだ表情(グリムシング):奇妙な顔つきや表情を作ります。

固執(パーセベレーション):言葉やフレーズ、動作を繰り返す傾向があります。

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