緊急医療技術者の基本的な法的義務

  1. 実務範囲(Scope of Practice)

    • 血圧を測るEMT。

      医療・法的・倫理的問題はEMTの日常業務に不可欠です。その重要性から、ほとんどのEMT講座で最初に扱われます。EMTの実務範囲は各州の法令や行政規則で定められ、認定レベル(基礎、上級、パラメディック)ごとに許可された技能が列挙されています。認定レベルを超える行為は禁じられています。

    ケアの基準(Standard of Care)

    • 患者側に立つ判断。

      ケアの基準はEMTと患者の関係に基づきます。EMTが善意で治療を行ったかどうかは、同様の状況で別のEMTが取るべき行動と比較して評価されます。「合理的な技能、慎重さ、注意、能力」に合致しているかが判断基準となり、裁判所で提示された証拠により決定されます。

    行動義務(Duty to Act)

    • 緊急出動する救急車と乗務員。

      認定EMTは法的に職務を遂行する義務があります。怠った場合は過失の訴えを受ける可能性がありますが、義務の有無は単純に法だけで決まるわけではなく、倫理・道徳的側面も大きく関わります。義務が争点になるのは「行わなかった」時だけで、裁判で義務が認められ実行しなかったと判断されれば、重大な結果を招くことがあります。

    専門家の見解(Expert Opinion)

    • 患者ケアは最優先。

      全米EMT協会(NAEMT)は「EMT宣誓文」および「倫理規定」を公開しています。これらからEMTの役割は「必要なときに病者・負傷者を支援する」ことと明確に示されています。迷うときは常に患者側に立つ判断を。患者の最善の利益を考えて行動すれば、過ちを指摘されにくくなります。自分は患者のためにいることを忘れないでください。

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