学校のロッカーに潜む細菌とその対策

細菌の種類

生徒はロッカーを頻繁に開閉するため、さまざまな細菌を付着させたり、持ち帰ったりします。代表的なのは大腸菌(E. coli)やブドウ球菌(Staphylococcus)です。

影響

大腸菌はトイレ使用後に手を洗わないと増殖し、O157:H7株は下痢や腹痛、腎不全を引き起こすことがあります。ブドウ球菌は皮膚やにきびに常在し、手から顔への接触でにきびが増えるほか、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は抗生物質に耐性があり、重篤な感染症や死亡例も報告されています。

予防策

最も効果的なのは手洗いです。食事前・トイレ後・咳・くしゃみ後・他人と物を共有したときは必ず洗いましょう。携帯用のアルコール消毒液を常備すると便利です。保護者は家庭でも手洗いを徹底させ、ロッカーの取っ手用に抗菌ウェットティッシュを提供すると効果的です。

学校側の対策

予算が許せば抗菌加工ロッカーを導入できます。抗菌コーティングは細菌やカビの増殖を抑制します。また、教室や保健室に抗菌ハンドジェルを常備し、トイレに手洗いを呼びかける掲示を設置するとよいでしょう。

使用上の注意

清掃用品の取扱説明書をよく読み、アンモニアと塩素など相性の悪い薬剤を混ぜないようにしてください。喘息やアレルギーのある生徒は、化学薬品を使用する際にマスクを着用することが推奨されます。

特別な配慮が必要な場合

スポーツ選手は接触が多く、MRSA感染リスクが高まります。ジム用ロッカーでも同様に抗菌対策を行い、用具やスポーツウェアの共有は避けるよう指導しましょう。

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