プロ救助者向け心肺蘇生(CPR)トレーニング

基本情報

CPRO(Professional Rescuer CPR)は、救急医療従事者、消防士、ライフガードなど、緊急現場で活動する専門家が受講する必修コースです。一般向けのCPR講習と同様の内容に加え、上級テクニックや救急機器の取り扱いが含まれます。

受講に前提条件はなく、通常のCPRで学ぶ全ての項目を網羅しています。8時間で修了でき、1インストラクターにつき最大6名の受講生を想定し、参加者の経験や能力、必要機材に応じて進めます。受講生は2つの学習チームに分かれ、想定緊急シナリオでロールプレイを行います。全ての実習を完了し、最終試験に合格すると認定証が授与されます。

教材・備品

講義はディスカッション、映像、実技、最終筆記試験の4つで構成されます。成人・小児・乳児用のマネキンを使用し、胸部圧迫や人工呼吸の技能を確認します。AED(自動体外式除細動器)のシミュレーターはショックは出さないものの、通常のAEDと同様の操作が可能です。使い捨て手袋の正しい装着・脱卸、バッグバルブマスク(BVM)や単独使用の救急マスクの使用方法も学びます。

呼吸に関する緊急事態

最初のレッスンは約3時間50分で、救急医療システムの基本とプロ救助者の役割を復習します。続いて、善意救助者法(Good Samaritan Law)などの法的保護について説明します。以下の技能を習得します。

  • 被害者の搬送
  • 救急マスクの使用
  • 初期評価
  • 成人・小児・乳児の呼吸異常への対応
  • バッグバルブマスクによる人工呼吸
  • 意識がある・ないの窒息者に対する気道確保

心臓に関する緊急事態

第2回は約4時間10分で、心停止の兆候・症状の見分け方と迅速な対応の重要性を学びます。成人・小児・乳児それぞれに適した胸部圧迫の位置、リズム、深さ、気道確保、人工呼吸の手順を実践します。脈拍が確認できない場合のAED使用方法も習得し、インストラクターが指導するAED/CPRシナリオをチームで遂行します。最後に総復習と筆記試験を行い、全8時間のコースが完了します。

コースの目的

本コースは、救急対応者に対し自らの役割と責任の重要性を認識させ、呼吸・心臓の緊急事態において迅速かつ的確な判断ができる自信を養うことを目的としています。救急機器の機能と使用方法、機器がない場合の代替手段を学ぶことで、被救助者の生命を維持しつつ、救助者自身や周囲の安全も確保できるようになります。

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