コロラド州の赤い緊急灯に関する法律と「譲れ」規則
救急車やパトカーに道を譲るのは長年の慣例ですが、米国道路交通安全局(NHTSA)によると、2009年だけで緊急車両との事故で90人が死亡しています。このため、多くの州で譲る義務を法制化し、違反時の罰則を設けています。コロラド州は2005年に「Move‑Over Law」(コロラド州改訂法典 42‑4‑705)を制定しました。
対象となる車両
コロラド州の規則は、救急車、消防車、警察車両だけでなく、低速で走行または停止している工事・修理車両にも適用されます。緊急車両がライトとサイレンを点灯して走行中の場合だけでなく、路肩に停車し緊急灯を点灯している場合も対象です。赤い灯だけでなく、青や白の灯、あるいはそれらの組み合わせでも同様に扱われます。
走行中の緊急車両への対応
緊急灯とサイレンが作動した緊急車両が接近したら、運転者は次の手順を守ります。
- 左側レーンを空け、右側レーンへ移動し進路を譲る。
- 右側レーンに移動したら減速し、交差点を塞がないように停止する。
- 緊急車両が通過し終えるまで停止したまま待機する。
- 2車線道路の場合は、可能な限り右端まで寄って停止する。
停車中の緊急車両への対応
緊急灯だけ点灯して停車している車両に接近した場合は、まず減速します。
- 同方向に2車線以上ある場合は、左側レーンへ移動できれば左側レーンを走行し、右側レーンにいる車両は右側を走行しながら慎重に通過する。
- 交通状況や天候でレーン変更が困難な場合は、十分な注意を払って徐行しながら通過する。
- 一方通行の道路で片側1車線しかない場合は、速度を落とし安全に通過する。
罰則
この法律に違反した場合、罰金や運転免許点数の加算といった軽微な民事罰から、重大な事故が伴った場合は1年以下の懲役が科せられる軽罪まで、ケースに応じた処罰が行われます。罰則の重さは、負傷の有無や死亡事故の有無など、事故の結果によって決まります。
