トラックドライバーの医療カード要件
商業自動車運転手(CDL)を取得し、維持するためには、運輸省が定めた最新の医療カードが必須です。医療カードは、認可医師による2年ごとの健康診断に合格した際に発行されます。診断結果は医療検査報告書と医師証明書として記録されます。特定の健康状態は医療カードの取得を認めないため、注意が必要です。
健康診断の内容
必須の健康診断は、認可医師が実施する全身の身体検査、既往歴・精神歴の聴取、視力・聴力検査、血圧測定、尿検査などで構成されます。ドライバーは安全運転に支障をきたす疾患がないことが求められ、以下のような状態は不適格です。
- 糖尿病、てんかん、心臓病、呼吸器疾患、精神疾患
- 視力・聴力の著しい低下、四肢の機能障害
- アルコール・薬物依存、その他運転に制限を与える状態
医療検査報告書の構成
医療検査報告書は7つの項目に分かれ、以下の情報が記載されます。
- ドライバーの氏名、住所、生年月日、年齢、免許番号、社会保障番号などの個人情報
- 医師が記入する既往歴
- 視力検査結果(視力と水平視野)
- 聴力検査結果(各耳の測定)
- 血圧・脈拍の2回測定値
- 尿検査などの検査結果
- 身長・体重、全身の身体検査結果
医師証明書と医療カードの発行
連邦自動車運送安全規則(49 CFR 391.41‑391.49)に基づく全ての検査項目を満たし、適切に記録された場合、医師は医師証明書に署名し、財布サイズの医療カードを交付します。証明書には検査実施者の医師免許番号と発行州、合格判定、カードの有効期限が明記されます。通常、医療カードは2年間有効です(監視が必要な健康状態であっても運転が不許可になるわけではない場合)。
不適格となる健康状態
DOTおよび連邦自動車運送安全規則では、以下の疾患や障害を持つCDL保持者は不適格と定めています。
- 糖尿病、 高血圧、 心臓疾患
- 四肢の欠損・機能障害、 リウマチ、 関節炎、 整形外科系・筋肉系・神経系・血管系の疾患
- 呼吸機能障害、 てんかん、 精神障害
- 視力・聴力の喪失、 薬物使用、 アルコール依存症
