血液媒介病原体の予防対策
予防が必要な時
米国疾病予防管理センター(CDC)は血液媒介病原体に関する明確な指針を示しています。CDCは血液媒介病原体を他の病原体と同様に分類し、医療従事者が遵守すべきガイドラインを策定しています。CDCの指針では、患者の血液はすべて肝炎ウイルス、HIV、その他の血液媒介病原体が潜在的に含まれる可能性があるとみなします。そのため、血液を取り扱う際は常に注意が必要です。
予防策
予防策の重要性を理解するには、病原体がどのように伝播するかを把握することが不可欠です。血液媒介病原体は血液だけでなく、膣分泌液や精液などの体液でも感染します。尿、糞便、汗は通常感染源とならないものの、皮膚表面にウイルスが付着した汗は感染リスクを高めます。
高リスク環境下では、以下の基本的な予防策を徹底してください。
- 血液や体液に触れた可能性がある手や皮膚は、すぐに石鹸と水で洗浄する。
- 食べ物や飲み物は汚染源から遠ざける。
- 常に手袋を着用し、裸手でガラスや鋭利な器具を扱わない。
- 手袋だけでは不十分です。手袋が目、口、開放創、炎症のある皮膚、または患者の鼻に触れた場合は感染リスクがあります。
その他の予防策
汚染された器具や材料は、バイオハザードラベルが付いた専用容器に入れて処分します。処分時はラテックス手袋を着用し、漂白剤を含む消毒液で容器を洗浄してください。使用した手袋は直ちに廃棄します。
さらに、医療機関では「曝露管理計画(Exposure Control Plan)」を策定し、血液媒介病原体に曝露した際のリスクと対応策をスタッフに周知することが推奨されます。
