強直間代発作(トニック・クローン発作)の対処法

強直間代発作とは

強直間代発作は、脳の電気活動が急激に高まることで起こります。発作中は筋肉が硬直したり、全身の痙攣が起き、筋肉の制御が失われます。米国では毎年約12万人が新たにてんかんと診断され、そのうち20〜25%が強直間代発作を経験するとされています。

発作が起きたときの応急処置

  1. 安全確保:鋭利なものや熱いものは取り除き、発作者が怪我をしないように高い交通量の場所から離します。
  2. 周囲への伝達と救急要請:周囲の人に発作が起きたことを伝え、すぐに119(または地域の緊急番号)に電話して救急車を呼んでもらいます。
  3. 頭部の保護と側臥位:頭の下にクッションを置き、発作者を横向きに寝かせて気道が確保されるようにします。興奮した場合は安全距離を保ちます。
  4. 口への物の投入口を防止:口に何も入れず、発作が終わったら落ち着いて状況を説明します。

発作を繰り返す人の受診・治療

  1. 医師の診察を受ける:詳細な病歴を持参し、発作の原因やてんかんの可能性を評価してもらいます。
  2. 脳波検査(EEG)と画像診断:EEGで異常な電気活動を確認し、必要に応じてMRIで脳の構造的異常や瘢痕を調べます。
  3. 抗てんかん薬の服用:医師の指示に従い、オキサカルバゼピン、カルバマゼピン、バルプロ酸、フェニトイン、ラモトリジンなどの薬を適切に使用します。
  4. 外科的治療や迷走神経刺激(VNS):薬物でコントロールできない場合、手術やVNS装置の植込みを検討します。VNSは胸部に装置を埋め込み、迷走神経を通じて脳に微弱な電気刺激を送ります。

発作が起きたら、まず安全確保と救急要請が最優先です。その後は医療機関で適切な診断と治療を受けることが重要です。

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