コンテナの燻蒸方法
コンテナの密閉
燻蒸を効果的に行うため、コンテナは十分に密閉し、必要な時間が確保できるようにします。主な素材は繊維ガラス、木材、鋼、コンクリート、プラスチックなどです。米国連邦穀物検査局(FGIS)の基準では、検査・認証されたコンテナのみが燻蒸対象となります。代表的な対象コンテナは、バルク乾貨コンテナ、液化天然ガス(LNG)船、ツインデッキ船などです。
表面処理
燻蒸剤を粒状・ペレット・錠剤の形で均一に散布し、対象物の表面全体を覆います。使用量は米国環境保護庁(EPA)の指針に従います。固体燻蒸剤は空気中の湿度と反応し、毒性ガスを発生させます。例として、アルミニウムホスフィドは有毒なリン化水素(ホスフィン)を放出します。
地下処理
燻蒸剤を対象物の下部に配置する方法です。主な手法は次の通りです。
- トレンチ法:浅い溝を掘り、そこに燻蒸剤を入れて対象物で覆います。
- ポリエチレンチューブ法:5フィート(短プローブ)または16フィート(長プローブ)のチューブを使用し、コンテナ全体に250フィートのチューブを配置して均一に供給します。短・長プローブを組み合わせて使用することもあります。
循環システム
穿孔チューブと防爆ブロアモーターを用いて、リン化水素ガスをコンテナ内に循環させます。ガスは濃度の高い場所から低い場所へと移動し、チューブは約6インチ(約15cm)の太さで対象物表面まで伸びます。ブロアは約300立方フィート/分(約8.5㎥/分)の風量で稼働し、表面処理または地下処理と併用します。
