金属探知機に影響する環境要因

金属探知機は、目に見えにくい金属物質に反応する装置です。ほとんどの金属探知機は、交流電磁場を発生させる振動子を備えており、送信コイルから磁界を放射し、環境や対象物からの戻り信号を解析します。送信コイルの電流が変化すると渦電流が生じ、これが検出に利用されます。金属探知機は鉱山業など様々な分野で広く利用されています。

環境ノイズ

金属探知機は環境中の磁気ノイズに敏感です。これらのノイズは電磁波(ラジオ波)を含むことがありますが、検知機の感度や受信する情報周波数に依存します。感度は周波数が高くなるほど低下します。主な人工的電磁ノイズ源は、家庭や工場、送電線付近の電力系統です。また、テレビやスイッチング電源からの低レベル干渉信号、電気フェンス、点火装置による広帯域干渉もあります。

土壌の磁性

土壌は磁化しやすく、これを鉱化と呼びます。鉱化の程度は土壌の種類によって異なります。磁化された土壌は送信磁界と類似した反応信号を発生させ、抵抗性信号も少量生じます。このため、金属探知機は土壌からの信号を容易に検出し、金属対象の信号と干渉します。新しく形成された土壌は鉱化が弱く、古い土壌ほど鉱化が進んでいます。

蛍光灯

蛍光灯からの干渉は、灯具自体ではなく、故障したバラストが原因です。蛍光灯の発光体は可視光線を放出し、赤外受光部に影響を与えることがありますが、ガス放電による直接的なバラストの変調信号が赤外受光部に干渉します。これが金属探知機の赤外受光部に影響を与えます。

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