個人用放射線モニタリングデバイスの種類

個人用放射線モニタリングデバイス(線量計)は、放射線作業者が職場で被ばくした際に使用します。多くは小型の受動型で「バッジ」形状のものが一般的で、一定期間装着して総線量を記録します。アクティブタイプは線量率と累積線量をリアルタイムで表示できます。

フィルムバッジ線量計

フィルムバッジは一回限りの使い捨て型線量計です。放射線感受性フィルムが封入され、使用期間終了後に発行元へ返却し現像・解析されます。解析結果は永久的な線量記録として保存され、次のバッジが新たに支給されます。

熱ルミネッセンス線量計(TLD)

熱ルミネッセンス線量計は一定期間装着し、期間終了後に専用機器で加熱して読み取ります。読み取りと同時にゼロリセットされるため、同じデバイスを何度も再利用できます。使用後は新しいTLDが支給されます。

光刺激ルミネッセンス線量計(OSLD)

光刺激ルミネッセンス線量計は最新の個人線量測定技術です。TLDと同様に読み取り後も再使用可能ですが、ゼロリセットには特別なアニーリング処理が必要です。

直接表示型ポケット線量計(DRD)

直接表示型ポケット線量計は、他のタイプと併用されることが多く、リアルタイムで線量を表示します。作業者は現在の被ばく量を即座に把握でき、許容限度に近づいた際に作業を中止する判断が可能です。高線量エリアでの使用が推奨されます。

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