環境に優しい断熱材の選び方

住宅の断熱は、冬は暖かく夏は涼しく保ち、光熱費の削減に直結します。しかし、従来のグラスウールやヴァーミキュライトは、製造過程で有害物質を使用しており、ホルムアルデヒドやアスベストが含まれることもあります。これらはアレルギーを悪化させ、人やペットの肺にダメージを与える恐れがあります。環境に配慮した代替断熱材は若干コストが上がりますが、健康と環境へのメリットは大きく、投資する価値があります。

セルロース断熱材

リサイクル紙(新聞・段ボール・木材パルプ)から作られるセルロース断熱材は、グラスウールよりも断熱性能が高く、長期的に見れば暖房費の削減でコストを上回ります。防炎剤としてホウ酸で処理されており、虫やねずみの侵入も防ぎます。また、音の遮断効果も期待できます。製造エネルギーが少なく、ブローイン(吹き込み)またはスプレー方式で施工できます。

綿(コットン)断熱材

綿断熱材は、リサイクルされたブルージーンズやその他の綿製品を75〜80%使用しています。セルロース断熱材と同様にホウ酸で防炎・防虫処理されており、安全性が高いです。セルロースとは異なり、ロール状で供給されるため、取り扱いが簡単で施工もきれいに仕上がります。

羊毛断熱材

羊毛は、長寿命で再利用可能、音を遮断し、湿度の高い環境でも性能を維持できる優れた断熱材です。製造に必要なエネルギーが他の断熱材に比べて少なく、使用後は堆肥化できる点も環境に優しい特徴です。加工前にラノリン(油分)を除去し、必要に応じてホウ酸で防虫・防鼠・防炎処理を施します。

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