子ども向けごみの実態と対策
はじめに
米国の道路や路肩に、毎年約510億個ものごみが散らばっていると、非営利団体「Keep America Beautiful」の調査が示しています。企業はこれらのごみの清掃に約90億ドル、政府や非営利団体はさらに約20億ドルを費やしています。各地域ではごみの削減や環境教育の取り組みが行われています。
ごみの中身は?
- ごみの約半数は食品・飲料の包装です。
- 全体の55%は故意に捨てられたもので、意図的なポイ捨てが多く見られます。
- たばこの吸い殻はごみの中で最も多く、全体の38%を占めます。
ごみがもたらす危険
ごみはさまざまな形で危険を及ぼします。トラックの荷台から落ちた破片や、野生動物を脅かすゴミはその代表です。たとえば、六パックのプラスチックリングは海鳥が誤って飲み込んだり、体に絡まったりします。また、使用済みの油や塗料缶、化学薬品の容器が流れ込むと、水路や淡水資源が汚染され、多くの動植物の生息環境が損なわれます。
ごみがたまる場所
「Keep America Beautiful」の調査によれば、次の5つの場所にごみが集中しやすいとされています。
- 駐車場や商業エリアの雨水排水口・溝
- 物流拠点や小売・工場の裏側
- 公園、ビーチ、遊び場などのレクリエーションエリア
- 建設現場や住宅工事現場
- ショッピングセンターやコンビニエンスストアなどの小売エリア
ごみ防止のためにできること
ごみの約85%は個人の選択が原因です。教育や行動変容により、道路上のごみを減らすことが可能です。すでにごみがある場所では、さらにポイ捨てが増えやすい傾向があります。全体の約83%は適切に処分されていますが、残りの約17%が公共の場所に散らばっています。子どもたちにも「ごみはきちんと捨てよう」意識を育てることが重要です。
