カビと黴の健康リスク

カビや黴(かび)は環境刺激物で、目・鼻・口から吸入されると体内で増殖・拡散します。特に肺疾患や過敏症、免疫力が低下した高齢者や乳幼児に健康リスクがあります。

アレルギー反応

カビや黴の胞子が空気中に拡散し、春夏の屋外カビ量が増えると季節性アレルギーや呼吸器症状が出ます。室内でも胞子が常に存在し、過敏な人は鼻詰まり、くしゃみ、鼻水、目のかゆみ・涙、咳などの症状が現れます。

皮膚トラブル

空気中の胞子が直接皮膚に付着すると、かゆみや腫れ、じんま疹、湿疹、乾燥などの炎症が起こります。長期間の曝露は慢性的な皮膚炎や二次感染のリスクを高めます。

喘息の合併症

胞子を吸入すると気道が痙攣し、喘鳴、慢性咳嗽、胸部圧迫感、息切れが悪化します。喘息患者はカビが肺の空洞に増殖し、アスペルギルス症(真菌塊)を引き起こすことがあり、肺組織や気道を永久的に損傷します。

神経系への影響

カビや黴の長期曝露は、記憶障害、慢性疲労、重度の片頭痛、気分変動、認知症、聴覚障害、肺線維化、出血、臓器不全など、神経・呼吸系の重篤な症状を引き起こす可能性があります。特に既往の肺疾患を持つ人はリスクが高まります。

予防と対策

カビへの接触を最小限に抑えることが重要です。定期的な点検・修繕で住宅内のカビを除去し、除湿機や空気清浄機を使用して湿度と空気質を管理します。症状がある場合は免疫専門医に相談し、抗ヒスタミン薬、吸入器、抗真菌薬などの治療を受けましょう。

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