果物表面の細菌を培養寒天で確認する方法

細菌は至る所に存在し、簡単に採取・培養できます。最も一般的な培養方法は、栄養寒天(アガー)を入れたペトリ皿を使用することです。アガーは微生物が増殖できる栄養素を含んでおり、培養したコロニーの数や形態を観察できます。

必要なもの

  • 保護用手袋
  • 果物(例:リンゴ、バナナなど)
  • アガーを入れたペトリ皿(半分まで)
  • バンゼンバーナー
  • 接種ループ(または針)
  • インキュベーター(37℃)
  • 細菌同定表または参考書
  • ガラススライド
  • 蒸留水
  • スライドラック
  • プラスチック製容器(染色用)
  • 結晶紫染色液
  • エタノール(95%)
  • 複合顕微鏡

手順

  1. 保護手袋を装着し、接種ループと果物を用意します。

  2. バンゼンバーナーの炎に接種ループをかざし、赤くなるまで加熱して既存の細菌を殺菌します。

  3. ループを果物表面にこすり、すぐに新しいアガー入りペトリ皿にストリークします。ストリーク後、再度炎でループを加熱し、再度殺菌して皿の蓋を閉じます。

  4. 同様の操作を別の2枚のアガー皿でも行い、計3枚の培養皿を作ります。結果の比較がしやすくなります。

  5. 培養皿を37℃のインキュベーターに入れ、48時間培養します。

  6. 培養後、皿上に形成されたコロニーの数・色・形状を観察し、細菌同定表や文献を参考にして種別を推測します。

  7. 接種ループを再度炎で加熱し、コロニーの一部をガラススライドへ転写します。蒸留水を1滴加えて乾燥させ、再度炎で固定します。

  8. スライドをプラスチック容器に置き、結晶紫染色液を滴下して1分間染色します。容器は染料の飛散を防ぎます。

  9. 蒸留水で洗浄し、続いて95%エタノールで洗浄して薄い細胞壁の染色を除去し、再度蒸留水で洗い流します。

  10. 複合顕微鏡でスライドを観察します。グラム陽性菌は濃い紫色(厚い細胞壁)、グラム陰性菌は薄い紫色(薄い細胞壁)に染まります。形態や数も併せて記録してください。

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