トウモロコシ栽培における尿素の利用
トウモロコシ作物は土壌中の利用可能な窒素とリンを枯渇させ、年々安定した高収量の家畜飼料を得るのが難しくなります。尿素の添加は窒素供給の有効な代替手段であり、トウモロコシの収量向上に寄与します。また、他の肥料に比べ温室効果ガスの排出が少ないという利点もあります。
尿素の肥料としての利用
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ミズーリ大学が2010年9月に発表した研究では、窒素をトウモロコシに対し、列間または広範囲に1〜4フィート(約30〜120 cm)の高さの植生に施用した効果を調べました。窒素は硝酸アンモニウム、尿素アンモニウム硝酸(UAN)、単独尿素、またはAgrotainという製品中の尿素の形で供給されました。報告では、UANの施用によりトウモロコシの32〜55%が損傷したのに対し、尿素の施用では4〜8%のみが損傷し、2〜4フィートの高さの植生に安全に使用できることが示されました。
尿素の使用例
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ネブラスカ大学の出版物は、低耕起スプリンクラー灌漑システムにおける窒素とリン酸の施用効果を報告しています。尿素リン酸は窒素とリン酸の供給源として、作物の収量とこれらの元素の総吸収量を向上させました。著者らは、尿素は土壌表層下に配置することで微生物活性を抑制し、大気中への化学物質放出を防げると結論付けました。
飼料用トウモロコシ
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2002年12月号の『Animal Feed Science and Technology』に掲載された研究では、家畜用飼料作物への窒素補給効果を評価しました。研究では、窒素欠乏の対照餌、尿素添加餌、尿素+分離大豆タンパク(ISP)餌、尿素+ISP+血粉(BM)餌の4つのトウモロコシベースの飼料を比較しました。結果、尿素添加作物で育てた飼料はテスト牛の1日平均体重増加が大きく、血糖値やインスリン値には影響がないことが示されました。
温室効果ガス削減
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肥料は亜酸化窒素(N₂O)として温室効果ガスを放出します。米国農務省が2010年3月に実施した研究では、トウモロコシ単作またはトウモロコシ・大豆輪作の畑で、尿素と無水窒素肥料を使用した場合のガス排出を3シーズンにわたり測定しました。その結果、無水窒素は尿素の約2倍のN₂O排出量を示し、尿素を窒素源として使用すればN₂O排出を大幅に削減できると結論付けられました。
