EMF(電磁波)とは何か?
電磁界(EMF)は、目に見えない電気的・磁気的エネルギーです。電磁界は、エネルギーが波の形で放射源から広がる放射の一種です。自然に存在する電磁波もありますが、現在のほとんどは人間が作り出したものです。電気機器が増えるたびに新しい電磁波が生まれ、技術の進歩とともに私たちの周囲に存在する電磁波の量も増加しています。
基本
電磁界は「電場」と「磁場」の二つの要素から構成されます。電荷を持つものは必ず電場を伴い、電化製品がコンセントに差し込まれているだけで電場が存在します。電場の強さは電圧に比例し、電圧が高いほど強くなります。電化製品のスイッチを入れると電流が流れ始め、これに伴って磁場が発生します。
波長と周波数
電磁波は波のように伝搬し、波長は隣り合う波の山(波峰)間の距離(メートル)で表されます。周波数は1秒間に何回波が通過するかを示し、単位はヘルツ(Hz)です。電磁界の強さは波長と周波数に依存し、短い波長で高い周波数を持つほどエネルギーが大きく、強い電磁界となります。
自然に存在する電磁界
自然界でもさまざまな電磁界が発生します。雷雨で発生する電荷は強力な電磁界を作り出し、太陽からの放射が大気を通過することでオーロラが観測されます。また、放射性元素や磁性岩石も微弱な電荷を帯び、電磁界を生じさせます。これらは地球誕生以来常に存在し、地磁気や極の位置と同様に私たちの生活圏に溶け込んでいます。
人工的に作られる電磁界
電気の利用が始まって以来、人類は次々と新しい電磁界を生み出してきました。家庭用コンセントから供給される低周波電磁界や、ラジオ波としての高周波電磁界があります。テレビアンテナ、ラジオ局、携帯電話などによる無線通信は大量の電磁界を発生させます。最も強力な人工電磁界は送電線やマイクロ波送信塔から放出されます。
