NTUと mg/ml の関係
総懸濁物質(TSS)の重要性
水域におけるTSS(総懸濁物質)の濃度を調べることは、魚類やその生息環境に大きな影響を与えるため重要です。NTU測定器は、粘土、シルト、プランクトン、微細な有機体など、懸濁した粒子の濃度を測定します。濁度は粒子の質量ではなく、光が水中をどれだけ散乱・吸収されるかを示す指標です。環境ごとに水質と濁度の関係は異なるため、測定機器は使用前に校正が必要です。
TSSとNTUの換算
一般に、サンプル中のTSS濃度(mg/ml)が高いほど濁度も高くなります。1 FTUはSiO2で7.5 mg/L(0.0075 mg/ml)に相当します。世界保健機関(WHO)が定める飲料水の上限は5 NTUで、理想は1 NTUとされています。肉眼で濁って見える水は100 NTUを超えることがあります。
濁度測定法
NTUを測定する方法は複数あります。ISO 7027(赤外線法)は、試料瓶に入れた水に赤外線ビームを通し、散乱光の強さで濁度を算出します。米EPA認可法は純粋な緑色LED光を用いて散乱光を測定します。得られた数値は水体の全体的な状態を評価する材料となります。
濁度と生物への影響
濁度が高まると光が水中に届きにくくなり、植物や卵・稚魚の成長に不利になります。また、浅い水域ではシルトや粘土が急速に堆積し、生息場所が減少します。濁った水は魚の鰓を傷つけ、病原体に対する防御力も低下させます。
