大腸菌汚染時の水処理システムと対策

大腸菌は温血動物の糞便に常在し、井戸や水道システムに混入することがあります。検査で大腸菌が検出された場合は、除去処置が必要です。以下に代表的な除去方法と予防策を紹介します。

影響

  • 大腸菌自体は多くの場合人体に無害ですが、同時に他の有害菌が混在している可能性があります。まれに胃腸の不調や下痢を引き起こすことがあります。水中の大腸菌を除去した後も症状が続く場合は医師に相談してください。

沸騰

  • 水道水の処理が完了するまでの数日間は、沸騰により細菌を殺菌できます。少なくとも1分間沸騰させることが推奨されます。多くの自治体が緊急時に出す「沸騰指示」はこの方法です。

塩素処理

  • 塩素は単回投与(ショック)と継続投与の2種類があります。雨水などで一時的に汚染された場合は、井戸に高濃度の塩素を投入して一度に全菌を死滅させます(ショック塩素処理)。継続的に低濃度の塩素を供給すれば、常に細菌を抑制できます。

紫外線照射

  • 化学薬品を使わない方法として紫外線(UV)殺菌が注目されています。UVランプは金属ケース内に設置され、透明な管を通過する水に直接照射します。事前に沈殿フィルターで粒子を除去すれば、UV光だけで細菌を死滅させることが可能です。

システムの維持管理

  • 大腸菌は主に機械的な不備(緩んだガスケットや基礎のひび割れ)から井戸に侵入します。原因箇所をしっかり密封すれば、単回のショック塩素処理で問題を解決でき、継続的な消毒システムの導入費用を抑えられます。

環境衛生 - 関連記事