テキサス州の深刻な汚染問題

テキサス州環境品質委員会は住民の環境保護に努めていますが、州全体は米国で最も汚染が深刻な州のひとつとされています。州上院議員エリオット・シャプレイによれば、テキサス住民は水・空気・土壌のいずれも国内最高レベルの汚染に直面しています。特にヒューストンとダラスが汚染の中心です。

家畜廃棄物による汚染

集中飼育施設(CAFO)は大量の排泄物を生み出し、テキサスの土地や水系を汚染しています。エラス郡や中部テキサスの酪農場、東部テキサスのティタス郡・キャンプ郡の鶏舎は特に問題が大きく、州唯一の自然湖でも継続的な汚染が報告されています。これらの鶏舎だけで年間約310億ポンド(約1400万トン)の廃棄物が発生しています。

水銀汚染

環境団体Environment Texasの報告によると、テキサスは全国で最も水銀汚染が深刻な州です。北東部にある石炭火力発電所は、年間2,600ポンド(約1.2トン)の水銀を排出し、世界で最も多く排出する施設とされています。また、マウント・プレザント近郊の企業も年間1,828ポンドの水銀を放出し、全国で5位にランク付けされています。

二酸化炭素(CO2)排出

テキサスの発電所は2010年に約2億5,700万トンのCO2を排出し、前年比5.56%増加しました。これは米国全体で最も多い排出量で、次点はフロリダ州とオハイオ州ですが、合計でもテキサスに及びません。米国環境保護庁(EPA)によれば、電力部門全体で2010年に24億トンのCO2が排出され、石炭火力ボイラーが全電力の半分を供給し、CO2排出の81%を占めています。

石油汚染

テキサスの河川への石油汚染は深刻な脅威です。2010年1月、タンカーがバージと衝突し、サビン・ニーチス水路(ポート・アーサー)に11,000バレルの原油が流出しました。この事故で約9マイル(約14.5km)の海岸線がオイルで覆われました。過去で同規模の流出は1994年以来ありませんが、石油産業が盛んなテキサスでは今後もリスクが残ります。

メタン汚染

テキサスのガス掘削会社は、ハイドロリック・フラクチャリング(水圧破砕)を行う際に地下水へのメタン漏出リスクがあります。EPAはあるガス会社に対し、メタンで汚染されたとされた住民の水供給を提供するよう命じました。メタンは可燃性ガスで、地下水脈に浸透すると公的水源や私設井戸を汚染し、人間の健康に危険を及ぼします。

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