微生物を活用した環境汚染モニタリングの手順

微生物やその細胞を利用した環境汚染のモニタリングは、自然由来または遺伝子組換えされた試験種を用います。空気、土壌、廃水、工業排水など様々な媒体中の汚染物質を検出でき、特にバイオルミネッセンス阻害を利用した感度の高い毒性バイオアッセイは標準化され市販されています。これにより多種多様な化学物質に対して正確な測定が可能です。

必要なもの

  • 海洋性バクテリア Vibrio fischeri(自然発光菌)
  • 移動型または半常設のバイオアッセイ実験室
  • プレートルミノメーター
  • 安全用手袋

手順

  1. 自然発光する Vibrio fischeri を培養し、天然バイオセンサーとして準備します。

  2. 汚染が疑われない水サンプルでルミノメーターを用いて光強度を測定し、対照値(コントロール)を取得します。

  3. 測定現場に小規模実験室を設置し、採取容器と汚染種別に応じた安全装備、そしてルミノメーターを準備します。

  4. バイオセンサー菌を疑わしい汚染水(河川、用水路、排水など)に添加します。

  5. バイオセンサーが混入した汚染水のサンプルを採取します。

  6. ルミノメーターで青緑色の光(波長約490nm)を測定します。現代のプレートルミノメーターであれば、5〜30分以内に結果が得られます。汚染物質により細菌の代謝活性が低下すると、発光量が比例して減少します。

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