慢性浪費病(CWD)の兆候と症状

慢性浪費病(CWD)は、北米のシカやエルクに感染する治癒不可能な感染性疾患です。この病は脳を徐々に退化させ、羊のスクレイピーや牛海綿状脳症(狂牛病)に似た症状を示します。致死性で、感染性タンパク質(プリオン)が原因と考えられています。感染拡大を防ぐため、兆候と症状を正しく把握することが重要です。

異常行動

プリオンが脳に蓄積すると病変が広がり、行動に顕著な変化が現れます。感染した個体は群れから離れ、人間に対して無関心になることが多く、協調運動が困難になります。

飲水量の増加

CWDに感染したシカやエルクは過度の渇きを示し、水源の近くに留まろうとします。結果として頻繁に水を飲み、尿の量も増加します。

消耗(体重減少・痩せ)

神経系の障害に伴い、筋肉系にも変化が現れます。感染動物は急激に体重が減少し、全体的に痩せ細ります。また、全身に筋肉の震えが見られます。

唾液の増加

病状が臨床段階に進行すると、過剰な唾液分泌が見られます。これに加えて、食べ物の咀嚼や嚥下が困難になることがあります。

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