グローバルフットプリントの算出方法
概要
グローバルフットプリント(エコロジカルフットプリント)は、WWFの「リビング・プラネット・レポート 2010」によれば、全人類の生物圏に対する要求を数値化したものです。この指標は、総人間需要を地球の再生能力と比較するための枠組みであり、再生可能資源の供給に必要な生産的土地・水域面積と、排出された廃棄物を吸収するために必要な面積を測定します。
グローバルフットプリントを算出することで、世界の生物多様性の健康状態だけでなく、人類の自然資源への要求度合いも評価できます。
計算手順
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再生可能資源の供給に必要な面積、インフラが占める面積、廃棄物吸収に必要な面積をすべて合計します。国別フットプリントでは、作物・漁業・木材・草地、そして二酸化炭素の吸収量が対象となります。グローバルフットプリント・ネットワークは、これらを「グローバルヘクタール(gha)」という単位で表し、1 gha は世界平均生産性の1ヘクタールに相当します。
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各構成要素を個別に算出します。
- 炭素吸収フットプリント:化石燃料燃焼、土地利用変化、化学プロセスから排出されるCO₂を吸収するために必要な森林面積。
- 放牧地フットプリント:肉・乳・皮・毛のために家畜を育てる土地面積。
- 森林フットプリント:年間消費される木材・パルプ・燃料木の量に相当する森林面積。
- 漁場フットプリント:捕獲された海産物を供給するために必要な海域面積。
- 農地フットプリント:油糧作物・ゴム・人畜用食料の生産に必要な農地面積。
- 建設用地フットプリント:交通・住宅・産業施設・水力発電用貯水池など、人間インフラが占める土地面積。
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算出したグローバルフットプリントを、地球の生物容量(biocapacity)と比較します。生物容量は、フットプリントが要求する資源を供給できる地球全体の再生可能な総量です。国ごとの生産性を世界平均に正規化するために、収量係数(yield factors)と等価係数(equivalence factors)を使用します。例えば、米国のヘクタール当たり小麦生産量と世界平均との比較や、森林と農地の平均生産性の差異を考慮します。
