木材製品のリサイクル方法
はじめに
木材のリサイクルは、プラスチックやアルミ缶ほど一般的ではありませんが、無視できないメリットがあります。米国農務省によると、1999年時点で米国の自治体固形廃棄物埋立地に持ち込まれる廃棄物の約17%が木材廃棄物です。木材をリサイクルすることで、埋立地の運営・輸送コストが削減され、埋立スペースが確保され、埋立地の寿命が延びます。また、木材チップは石炭よりもクリーンに燃焼し、発電用の代替エネルギーとして利用できます。経済面でも新たなビジネスが創出され、木材製品の革新的な活用が可能になります。
必要なもの
- 木材廃棄物
- 木材加工機械
リサイクル手順
1. リサイクル可能な木材の市場を特定する
まずは需要がある市場を見つけます。景観資材、動物用ベッド、家具、紙製品、接着剤、ドアパネル、フェンス柱、電柱、木材チップなどが主な市場です。木材チップは公共の庭園や道路の植栽に利用したり、雑草抑制に活用できます。
2. 安定した木材供給源を確保する
次に、回収できる木材廃棄物を確保します。解体された建物の木材、使用済みパレット、段ボール、ボート、フェンス、楽器、玩具など、産業・商業・住宅から出るさまざまな木材が対象です。
3. 処理可能な木材の種類と量を見積もる
木材は品質別に分類し、どのように加工するかを決めます。住宅や商業の木造建築から出る廃材は比較的きれいで再利用価値が高く、最も望ましいです。一方、解体作業で出る木材は汚染が多く価値が低く、主にボイラ燃料として利用されます。動物ベッドや子ども用遊具に使う場合は、農薬などの汚染がないことが必須です。
木材の回収価値は品質により大きく変わります。材木として再利用できるものは、バイオマス燃料やマルチとして使うものの約32倍の価値があります。
4. 適切な加工機械を選定する
木材を分別・除染し、品質を向上させるには専用の加工機械が必要です。大型のシュレッダーやグラインダーなど、処理量に応じた機械を選びます。たとえば、30トン/時の処理能力を持つ大型シュレッダーもあります。予算とリサイクルしたい木材量を基に、機械メーカーに仕様を問い合わせて比較検討しましょう。
