危険な廃棄物の特性評価を行うにはどうすればよいですか?

概要

米国環境保護庁(EPA)は、資源保全・回復法(RCRA)に基づき危険廃棄物を規制しています。EPAは危険廃棄物を3つのカテゴリーに分類し、リストに掲載されたものは自動的に危険と判断されます。リストにない廃棄物は、可燃性、腐食性、反応性、毒性の4つの特性を検査して危険性を評価します。危険と判定された廃棄物は、公共や野生生物への危害を防ぐため、特別な処理・保管・処分方法が義務付けられます。

必要なもの

  • 廃棄物サンプル
  • 実験室用機器

評価手順

  1. EPAリストの確認

    まず、EPAが公表している危険廃棄物リストを確認し、対象の廃棄物がコードで掲載されているか調べます。リストに掲載されていれば、即座に特別な処理・保管・処分基準が適用されます。

  2. 可燃性のテスト

    可燃性廃棄物は自己着火や燃焼拡大の危険があります。液体の場合はPenskey‑Martens閉鎖カップ法で閃光点を測定し、閃光点以下の温度では取り扱い・保管・処分を行わないようにします。固体の場合は250 mm の試料を一端から点火し、200 mm 以内に燃焼が広がれば可燃性と判断し、燃焼速度(例:100 mm 燃焼に要する時間)を測定して安全な取扱い基準を設定します。

  3. 腐食性のテスト

    pH が 2 未満または 12.5 超の廃棄物は金属容器を腐食させます。EPA は「SAE Type 1020」鋼板を液体廃棄物に浸漬させ、溶解度を測定する方法を推奨しています。腐食性と判定された廃棄物は、耐食性の専用容器で保管・輸送・処分します。

    廃棄された自動車バッテリーは酸を漏らし、埋立地のライナーを腐食させる恐れがあります。
  4. 反応性の観察

    熱、圧縮、水分と接触した際に爆発や有毒ガスを発生する廃棄物は反応性が高いとみなされます。リチウム硫化物電池などが例です。実験室で安全に観察し、水と接触した際に有毒ガスが発生すれば、水辺での保管や輸送は避けるべきです。

  5. 毒性の評価(TCLP)

    毒性特性浸出試験(TCLP)により、廃棄物中の無機・有機化合物が液体に溶出する度合いを測定します。得られた濃度を規制基準と比較し、基準を超える場合は、毒性漏出を防止できる専用埋立地で処分します。

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