カビの胞子がもたらす危険とは?
カビは暗く湿った環境で繁殖しやすい真菌で、繁殖過程で放出される胞子が健康に様々な影響を及ぼします。胞子は時にマイコトキシンと呼ばれる二次代謝産物を含み、人体に有害です。
呼吸器への影響
カビは隠れた場所で繁殖し、胞子を空気中に放出します。これらの胞子を吸い込むと肺に蓄積し、喘息様の症状や気道の炎症を引き起こします。免疫力が低下している人は慢性気管支炎や肺炎様の症状を起こすリスクが高まります。
アレルギー反応
室内のアレルギー体質の人は、カビ胞子に触れるとヒスタミンが放出され、くしゃみ、目のかゆみ・涙、鼻水などの症状が現れます。市販の抗ヒスタミン薬で一時的に緩和できますが、根本的な対策はカビの除去です。
皮膚トラブル
カビ胞子は花粉やホコリと同様に皮膚を刺激し、発疹や蕁麻疹を引き起こします。特に湿疹を持つ人は水疱やかさぶた、激しいかゆみが悪化しやすく、カビに対する感受性がない人でも足白癬(アスリートフット)などの皮膚感染が起こり得ます。
消化器系への影響
有害なカビ胞子が体内に入ると、胃腸粘膜を刺激し、腹痛、吐き気、嘔吐、下痢を引き起こします。重症例では腸出血や肝臓の機能障害が生じることがあります。
