水のボトルで避けるべきプラスチックはどれですか?
水のボトルは水だけでなく、プラスチックが化学物質を溶出したり、細菌が繁殖したりするリスクがあります。化学物質を溶出するプラスチックは長期的に健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、使用を避けることが重要です。
安全とされるのは、リサイクル番号 #2、#4、#5 が付いたボトルです。#1、#3、#6、#7 のボトルは再利用せず、できるだけ使用しないようにしましょう。
#1 PET(ポリエチレンテレフタレート)
最も一般的な使い捨てウォーターボトルは #1 PET です。1回の使用なら安全ですが、再利用すると細菌が繁殖しやすくなります。首が狭く洗浄が不十分になりがちです。カルガリー大学の研究では、再利用された #1 ボトルの約3分の1に「重度」の細菌汚染が見つかっています。
#3 PVC(ポリ塩化ビニル)
#3 PVC はフタル酸エステルなどのホルモン撹乱化学物質を溶出します。2007 年の研究では、フタル酸エステルと腹部肥満・インスリン抵抗性に関連があることが示されました。欧州では同年、玩具や個人用製品での使用が禁止されました。配管や屋外家具に使われることはありますが、ボトルとしての使用は避けてください。
#6 PS(ポリスチレン)
#6 ポリスチレンは使い捨て容器に多く使われ、液体にスチレンを溶出します。1回限りの使用は許容されますが、再利用は推奨されません。世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関はスチレンを「ヒト発がん性が疑われる物質」としています。環境衛生ジャーナルの研究でも、スチレン曝露がホルモン機能を乱すことが報告されています。
#7 PC(ポリカーボネート)
#7 ポリカーボネートは BPA(ビスフェノールA)を溶出します。BPA は体内のホルモン系に干渉し、乳がん・子宮がんのリスク上昇、流産リスク増大、テストステロン低下、子どもの発達障害などと関連付けられています。#7 プラスチックはほとんどが BPA を含むため、製造元に問い合わせない限り安全性は確認できません。したがって、#7 のボトルは使用しないのが最も確実です。
まとめると、再利用や日常使用は #1、#3、#6、#7 のボトルを避け、#2、#4、#5 のマークがあるボトルを選びましょう。
