アレルゲンフィルターとHEPAフィルターの違い
屋内の空気汚染は、住宅や商業ビル、その他の室内施設にとって大きな課題です。空気清浄システムは、汚染物質や有害物質を除去し、快適な環境を保ちます。アレルゲンフィルターとHEPAフィルターは、空気を浄化する二つの主要な手段ですが、除去できる粒子の種類と量に違いがあります。
機械式フィルター
米環境保護庁(EPA)によると、アレルゲンフィルターもHEPAフィルターも「機械式」フィルターに分類されます。フィルター素材に粒子を捕らえることで空気中の汚染物質を除去します。欠点として、多くの微小粒子は床に沈んでしまい、フィルターに到達しないことがあります。大きな粒子は両方のシステムで除去可能ですが、除去効率に差があります。
定義
「アレルゲン」とは、人のアレルギー反応を引き起こす粒子や物質の総称です。例としては花粉、ほこり、動物のフケ、煙、家電や洗剤から出るガスなどがあります。アレルゲンフィルターはHEPA以外の一般的なフィルターを指し、HEPA(高効率粒子エア)フィルターは医療機関や研究所などの商業施設で使用される最高水準の空気清浄システムです。市場には「HEPA」と称する製品が多数出回っていますが、真のHEPA基準を満たしていないものも多くあります。
効率
EPAは機械式フィルターの性能評価としてMERV(最低効率報告値)という指標を用いています。MERVは1から20までの段階があり、数値が高いほど微粒子の捕集率が高くなります。住宅用暖房・空調システムに一般的に使用されるフィルターはMERV 1〜4で、主に機器保護が目的です。MERV 7〜13のアレルゲンフィルターは、HEPAに近い粒子除去性能を持ちます。MERV 14〜16はしばしば「HEPA」と表示されますが、真のHEPAはMERV 17〜20で、空気中の粒子を99.97%以上除去します。
選び方
アレルゲンフィルターとHEPAフィルターを比較する際は、まずMERV評価を確認しましょう。数値が高いほど不要な粒子を除去できることを示しています。数値以外の表記や宣伝文句だけでは、実際の性能は判断できません。
