バーミキュライトとは?特徴と用途

歴史

1990年以前、世界のバーミキュライト生産の約半数は米国モンタナ州リビーの鉱山から供給されていました。この鉱山はアスベストに汚染され、アスベスト様繊維が混入していました。米国疾病予防管理センター(CDC)は、バーミキュライト自体が健康リスクをもたらす証拠はないとしていますが、汚染された繊維は鉱夫や周辺住民に深刻な健康被害を引き起こしました。鉱山は1990年に操業を停止しました。

園芸用途

膨張バーミキュライトは土壌改良材として優れた特性を持ちます。土壌の通気性を高め、保水性に優れ、無菌・無毒・無臭で長期間劣化しません。pHは中性(約7.0)を保ちます。

産業用途

園芸以外にも、建築・住宅産業で広く利用されています。石膏ボード、音響・防音材、断熱材、耐火材、梱包材、ろ過・吸着材として使用され、セメント、塗料、シーラントなど多数の製品に添加されています。

産出地域

バーミキュライトは世界各地で採掘されます。主な商業鉱山は南アフリカ、中国、ブラジル、ジンバブエ、米国にあります。1990年までリビー鉱山が最大の供給源でしたが、現在は南アフリカのパラボラ地域や中国の一部が主要生産地です。

取り扱い上の注意

バーミキュライトの粉塵は「ナッシングダスト」と呼ばれ、砂糖やセメント、穀物の粉塵と同様に細かく飛散します。作業時は呼吸保護具を着用し、くしゃみや咳、肺刺激といった症状を防止してください。長時間の無防備な曝露は肺の自浄機能を低下させ、疾患リスクを高めます。

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