油流出をきれいにする方法は?

油流出の除去方法は、流出した油の種類・場所・規模に応じて選択します。代表的な手法は自然分解、スキミング、補助分散、生物分解、そして新技術の5つです。

自然分解

油を放置し、波・風・日光の自然作用で徐々に分解・蒸発させる方法です。海岸や海洋生物への被害リスクが極めて低い場合に限り有効ですが、重油などは自然分解しにくい点に注意が必要です。

スキミング

浮体ブームで油を囲み、スキマー装置で表面の油層を機械的に回収します。油は粘性が高く表面に薄い層を形成するため、ブームで拡散を防ぎつつ効率的に除去できます。

補助分散

分散剤(主に塩系化学物質)を油に散布し、自然分解を促進します。分散剤は胆汁酸に似た働きをし、油を微細な粒子に分解して拡散させ、環境への影響を短時間で低減させます。

生物分解

油分解菌などの微生物を油に導入し、油を消費させて分解させます。窒素・リンを添加して菌の増殖と分解速度を高め、最終的に無害な脂肪酸や二酸化炭素へと変換します。

新技術

将来的な油流出対策として、油上に巨大ドームを設置して封じ込める構想や、キノコや毛髪で作った有機モップで吸着する手法、低毒性の化学ハーダーで油を凝集させて回収しやすくする技術などが研究・実証されています。

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