エクソン油流出作業者の健康監視ガイド
必要な機材
- 二酸化炭素・一酸化炭素・可燃性ガス用マルチガスモニター
- 光イオン化検出器(PID)
- サンプリング機器と付属品
- サンプリング媒体
- 紫外線測定器
手順
油流出作業に伴うハザードを定性的に評価する。流出油の特性、清掃に使用する機器・工具・化学物質、環境条件、作業条件を確認する。光イオン化検出器(PID)やマルチガスモニター、紫外線測定器を用いて評価する。リスクは発生確率と影響の重症度で評価し、例として多環芳香族炭化水素への長期曝露はがんリスクを高める。
類似曝露群(SEG)を作成する。作業期間や場所が似通う臨時労働者などを同一群に分類する。
リスクが高いハザードについて曝露評価を行い、SEGごとの8時間平均(TWA)を算出する。OSHAのサンプリング指針に従い、長期サンプリング装置と適切な媒体を使用し、統計的に有意なサンプル数を確保し、認定ラボで分析する。
算出したTWAをOSHAの許容曝露限界(PEL)、ACGIHの閾値限界値(TLV)、NIOSHの推奨曝露限界(REL)と比較する。複数基準で比較することで評価の信頼性が向上する。
TWAがOSHA PELを超えるSEGの労働者に対し、医療サーベイランスを実施する。曝露歴、増悪因子、緩和因子を含む身体検査を行い、ベンゼンなど高リスク化学物質のOSHA基準に準拠し、標的臓器を重点的に評価する。適切な臨床・検査で診断を確定し、曝露低減策と定期モニタリングを組み込んだ医療サーベイランスプログラムに登録し、記録を曝露履歴として保存する。
