OMMPとSPCCの違いとは?

OMMPとは?

OMMP(Operations, Maintenance, and Monitoring Plan)は、米国環境保護庁(EPA)が定める大気汚染防止プログラムの一つで、CFR(Code of Federal Regulations)第40編第63章第287項に規定されています。主に濡れた繊維ガラスマットの製造など、特定の産業プロセスに対して、排出源の管理・保守・モニタリングの計画を策定することが義務付けられています。

OMMPは大気汚染をどのように防止するか

企業はファンやブロワー、バッフル、燃焼装置などの設備を定期的に点検・清掃し、その記録を詳細に保存します。また、汚染が発生した際の原因究明手順と、迅速に対策を講じるための予防計画も含める必要があります。

産業からの大気汚染物質の排出例

SPCCとは?

SPCC(Spill Prevention, Control, and Countermeasure)は、EPAが定めた油漏れ防止規則で、CFR第40編第112章に記載されています。2009年11月に改正され、適用対象や遵守義務が見直されました。

SPCCは水質汚染をどのように防止するか

SPCCは油の流出による水質汚染を防止することを目的とし、油は「形態を問わずすべての油」と広く定義されています。規則では、地上貯蔵タンクや容器、排水システム、油の輸送、漏出時の対応計画などの監視・管理が義務付けられています。予防策だけでなく、万が一漏出が発生した場合の迅速な対策計画も求められます。

地上油タンクの例

要するに、OMMPは大気汚染防止、SPCCは油漏れによる水質汚染防止をそれぞれ対象とした規則であり、対象となる汚染媒体や実施すべき管理項目が異なります。

環境衛生 - 関連記事