米国は世界で年間生産されるごみの約30%を排出しています。zerowasteamerica.orgによると、米国政府には効果的な連邦レベルのリサイクル法は存在しません。リサイクルの取り組みは州政府や地域コミュニティが主導し、連邦機関である環境保護庁(EPA)がその状況を監視しています。
Fact 1: 住宅が廃棄物の主な発生源
EPAが発表した「米国における都市固形廃棄物の生成・リサイクル・処分」報告書によれば、2009年の総廃棄物の約65%は住宅部門から、残りの35%は商業施設やその他の機関から発生しています。これらの廃棄物は主に有機物とリサイクル可能資源で構成されています。
Fact 2: 廃棄物の多くはリサイクル可能
2009年の廃棄物総量は2億4300万トンでした。そのうち紙類・紙製品が約28%、食品廃棄物と庭の剪定材が同じく28%を占め、残り44%はプラスチック、金属、ゴム、皮革、繊維、木材、ガラスです。
Fact 3: 包装材料が最大の廃棄物源
2009年に米国で生産された廃棄物の約7200万トン(30%)は包装材料と容器から来ています。包装材料にはプラスチック、金属、紙が含まれます。
Fact 4: 包装材料のリサイクル率は50%未満
同年の包装材料7200万トンのうち、約48%(3450万トン)がリサイクルされました。リサイクル率が高いのは鉄鋼とアルミニウムで、プラスチックや木材は最も低いです。
Fact 5: 耐久財・非耐久財が次に大きな廃棄物源
包装材料に続く廃棄物の主な構成は非耐久財と耐久財です。非耐久財は5300万トン(22%)、耐久財は4700万トン(19%)を占め、残りは食品くずや庭の剪定材などです。
Fact 6: 耐久財・非耐久財のリサイクル率は低い
2009年の非耐久財のリサイクル率は35.3%、耐久財はわずか17.5%でした。その他の廃棄物のリサイクル率は33.8%です。耐久財にはゴム、皮革、金属、ガラス、繊維が、非耐久財(使用期間が3年未満)はプラスチック、ゴム、皮革、繊維が含まれます。
Fact 7: リサイクルプログラムは増加傾向
EPAのデータ(2011年)によると、全米で約9,000の道路脇リサイクルプログラムが存在し、2002年の8,875件から増加しています。自治体や団体のリサイクルへの関心が高まっています。
Fact 8: コンポスト(堆肥化)プログラムは減少
リサイクルが拡大する一方で、庭の剪定材や食品くずを堆肥化するコミュニティプログラムは、2002年の3,227件から2009年には3,000件へと減少しました。堆肥は主に有機肥料として利用されます。
Fact 9: 埋立地は減少するも、既存の埋立地は拡大
1990年には埋立地に直接搬入された廃棄物が1億4530万トンでしたが、2009年には1億3190万トンへと1,300万トン減少しました。全国の埋立地数は減少しているものの、既存の埋立地は規模を拡大しています。
Fact 10: 一人当たりの廃棄物は減少傾向
1960年代、リサイクルがほとんど行われていなかった時代の米国人は、1日あたり約2.51ポンド(約1.14kg)の廃棄物を捨てていましたが、2009年には2.36ポンド(約1.07kg)へと減少しました。この差は年間で約55ポンド(約25kg)少なくなることを意味します。
