感染性廃棄物の処理方法
医療機関や研究所では、細菌やその他の病原体を含む感染性廃棄物が発生します。これらは疾病拡散防止と公衆衛生保護のため、廃棄前に特別な処理が必要です。
熱処理
従来、焼却が最も一般的な方法でしたが、毒性ガスの排出が問題視されています。そのため、多くの医療施設では、オートクレーブ(加圧蒸気滅菌)や、マイクロ波による高周波放射で病原体を破壊するシステムを採用しています。さらに、プラズマアーク(電気と不活性ガスで5,000℃まで加熱)も利用されています。
化学処理
化学薬品での滅菌も可能ですが、汚染された化学副産物が生じます。塩素系漂白剤や塩素酸ガス、アルカリ性の苛性ソーダや消石灰などが使用されます。
放射線処理
イオン化放射線は細胞を損傷させて病原体を死滅させますが、設備コストが高く、処理作業者へのリスクも伴います。
各処理方法はメリットとデメリットがあるため、施設の規模や廃棄物の特性に合わせた最適な選択が求められます。
