学校の環境問題

米国政府会計局は1995年に、米国内の学校児童が健康と学習に脅威を与える多数の環境条件にさらされる高リスクにあると報告しました。換気不良、屋根の雨漏り、老朽化した暖房・空調システムなどが、数千人の子どもの健康と福祉を脅かしています。多くの学区では、これらの環境問題の特定と改善に取り組んでいます。

アスベスト

1986年に制定されたアスベスト危険対策法により、すべての学校はアスベスト含有建材の検査を義務付けられ、危険管理計画の策定が求められています。アスベストは建材の強度向上や耐熱性、断熱目的で使用されますが、材料が損傷すると繊維が飛散し、吸入すると肺疾患のリスクが高まります。特に子どもは感受性が高く、校内の専門スタッフは検査と認定業者への除去・処分を実施しています。

ラドン

全米学校ラドン調査によると、約19.3%の学校で建物の一部に健康基準を超えるラドン濃度が検出されています。ラドンは建物の下部土壌から浸透し、換気口や窓から建物内部に入り込みます。放射性の微粒子となり肺に蓄積し、長期的な健康被害を引き起こします。1999年2月、環境保護庁はすべての学校でラドン測定を推奨しました。

カビ

カビは湿度が高い場所で繁殖し、雨漏りした屋根や配管、基礎、窓枠が主な発生源です。酸素・水分・有機物があれば増殖します。対策としては、湿気の除去と相対湿度を30%〜50%に保つことが重要です。カビはアレルギーや呼吸器症状、目や鼻の刺激、肺疾患を引き起こす可能性があります。

農薬

農薬は害虫やげっ歯類の駆除に使用されますが、学校での使用を規制する全国的な法律はありません。一部の州では商業的適用者のみ使用を許可し、使用種類と量の記録を義務付けています。短期・長期の健康影響に関するデータは限られていますが、多くの学校はEPAと協力し、代替手段(建物の修繕、トラップ、衛生管理の改善、無毒性農薬の使用)を導入しています。

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