カナダにおけるスモッグの影響
スモッグは煙と霧が混ざった大気汚染物質で、健康や環境に害を及ぼします。濃度が高くなると視界が悪化し、時には肉眼では確認できないほど微細な粒子となります。カナダ各州はスモッグの濃度を監視し、予報や報告を行っています。大気の質が悪化しそうな場合は「スモッグ警報」や「スモッグ注意報」を発令します。
健康への影響
Environment Canadaのデータによると、空気中の汚染物質濃度が10 ppb上昇すると、呼吸器系の入院患者が1%増加し、死亡者が0.6%増加します。また、救急搬送件数も増加します。Canadian Lung Associationは、カナダの8大都市で毎年約5,900人がスモッグによる早死にと推定しています。
農業への影響
スモッグは作物の収量と品質にも悪影響を及ぼします。フレーザーバレーでは、米国西部の同規模都市と比べて汚染レベルは低いものの、イチゴ、レタス、ブロッコリーの収量が減少しています。1999年の調査では、イチゴの良好な実が15%減少しました。ブロッコリーの葉も汚染物質により損傷し、被害総額は数百万ドルに上ります。
視界への影響
スモッグにより視界が低下し、住民や観光客に影響を与えます。2000年の調査(Environment Canada引用)では、極端な視界低下が起きた場合、バンクーバー大都市圏で約745万ドル、フレーザーバレーで約132万ドルの観光収入が失われる可能性が示されています。
