ナノテクノロジーとモルゲロン病
ナノテクノロジーはまだ発展途上の分野であり、ナノ材料がどのように振る舞い、人間や環境にどのような影響を及ぼすかは十分に解明されていません。近年、モルゲロン病といった皮膚疾患がこの新技術と関連している可能性が指摘されています。
ナノテクノロジー
ナノテクノロジーは、物質の最小単位であるナノメートル(1nm=10⁻⁹メートル)スケールで材料やプロセスを設計・操作する応用科学です。ナノ材料は極めて小さいため、従来のマクロ材料に比べて強度が高く、化学的性質も強化されることが多いです。
モルゲロン病
モルゲロン病は、皮膚表面に繊維や粒子が現れ、かゆみや刺すような感覚、皮膚が這う感覚などを伴う皮膚疾患です。米国モルゲロン研究財団によると、13,000世帯以上がこの症状に苦しんでいるとされています。当初は精神的な妄想性寄生虫症とみなされましたが、身体的症状の頻度が高いことから、米疾病予防管理センター(CDC)は「説明不能の皮膚疾患」と再分類しました。
ナノテクノロジーとモルゲロン病の関係
多数の仮説がナノテクノロジーとモルゲロン病を結び付けています。疫学的調査や研究では、皮膚に見られる黒色繊維がナノ材料で構成されていることが判明しました。2007年3月、米国の毒性学者ヒルデガルデ・スタニンガー博士は、モルゲロン患者から採取した繊維を分析し、そこにバイオナノ製造で一般的に使用されるナノ化合物が含まれていると報告しました。
ケムトレイル(化学散布)
一部では、ナノテクノロジー関連の化学散布がモルゲロン病の拡散手段と考えられています。航空機が高高度で放出する「ケムトレイル」は、米国内で多数の目撃情報が報告されていますが、政府機関はこれを否定しています。生化学兵器研究に反対する活動家は、これらの散布が軍事機関の実験である可能性を指摘し、ナノ化合物が生物兵器の製造に利用されていると主張しています。
食品添加物
2006年8月、米国食品医薬品局(FDA)は、食品保存用のナノエンジニアリングされた添加物としてバクテリオファージ(細菌を破壊するウイルス)を承認しました。スタニンガー博士の研究によると、モルゲロン症例で検出された物質は、バクテリオファージ製造に使用されるナノ材料と同一です。このことから、ナノ技術を用いた食品や添加物がモルゲロン病の原因となり得るとの懸念が広がっています。
