室内汚染物質と健康への影響
環境汚染と同様に、室内でも汚染が発生します。住宅、アパート、学校、オフィスなど、あらゆる場所で起こり、米国環境保護庁(EPA)は『シックビルディング症候群』の主因が多数の室内汚染物質であると指摘しています。まずは汚染源を特定し、除去することが重要です。
カビ
- カビ、細菌、花粉は室内の生物学的汚染物質です。EPAによると、加湿器の水、ドレンパン、ダクト、天井タイル、カーペット、壁の断熱材などの湿った環境で繁殖します。特に予算削減などでメンテナンスが不十分な学校で問題が顕著です。
一酸化炭素
- 無色・無臭で致死性の高いガスです。ガスコンロや暖房器具から室内に漏れることがあります。ネバダ大学の報告書によると、室内一酸化炭素中毒は多くの国で室内空気中毒の50%以上を占めています。
洗剤類
- 食器用洗剤、木製家具用ワックス、洗濯用洗剤などには漂白剤や有害成分が含まれることがあります。排水口に流すと水源を汚染し、使用時には目・鼻・肺への刺激が起こります。誤って飲み込むと特に子どもにとって致命的です。
アスベスト
- 古い住宅の塗料や床タイル、断熱材、難燃材に含まれる鉱物繊維です。除去作業で繊維が空中に飛散すると、肺に取り込まれがんのリスクが高まります。
建築材料
- 合板やカーペット、家具の表面材などからはホルムアルデヒドが揮発します。無色で刺激性が強く、皮膚や目、呼吸器を刺激し、長期的にはがんのリスクが増加します。
タバコの煙
- 受動喫煙は喫煙と同等に健康被害が大きく、EPAは低濃度でも発がん性物質が含まれるため慢性疾患のリスクが上がると指摘しています。米国では毎年約46,000人が受動喫煙による心疾患で死亡しています。
