有害廃棄物の定義

米国環境保護庁(EPA)によれば、有害廃棄物とは、取り扱いを誤ると人や環境に危害を与える可能性がある物質です。
可燃性、腐食性、反応性、毒性のいずれかの特性を持つものが有害廃棄物として分類されます。

有害廃棄物の分類

有害廃棄物は次の4つの基準で分類されます。

  • 可燃性(Ignitable):摩擦や熱で容易に発火するもの。例:溶剤、可燃性ガス。
  • 腐食性(Corrosive):金属や皮膚を損傷させるもの。例:工業用洗浄剤、排水管クリーナー。
  • 反応性(Reactive):水や空気と反応して危険を生じるもの。例:アンモニア、漂白剤。
  • 毒性(Toxic):吸入・摂取により健康被害を及ぼすもの。例:鉛やヒ素を含む家庭用品、誤って環境に放出された廃棄物。

特殊廃棄物の定義

Allied Waste の資料によると、特殊廃棄物は人・環境・設備に対して未知のリスクをもたらす可能性があるため、特別な取扱いや許可が必要です。代表例としては酸、各種化学薬品、掘削油、ウラン廃棄物などが挙げられます。

産業廃棄物

産業廃棄物は、固体・半固体・液体・気体の形態で発生し、製造工程や農業活動に伴って生じます。以下のように分けられます。

  • 有害産業廃棄物:農薬、塗料、化学薬品、重金属、汚染水など。
  • 非有害産業廃棄物:自然ガスや処理が比較的容易な廃材など、健康や環境に直接的なリスクを持たないもの。

汚染防止廃棄物

汚染防止廃棄物は、事業活動中に発生する環境汚染物質です。イリノイ州環境保護局の定義では、化学物質が大気や水へ放出される際に生じる汚染物質が該当します。産業生産過程で有害物質が大気や土壌に放出されることが主な原因です。