菌類は枯死した有機物を分解し窒素循環に貢献する重要な役割を果たしますが、特定のカビが放出する毒素や胞子は肺や皮膚に悪影響を及ぼすことがあります。

マイコトキシン

マイコトキシンはカビが産生する毒素です。室内のカビが放出すると呼吸が妨げられ、健康被害を引き起こすことがあります。紙や石膏ボードの水漏れが原因で黒カビが繁殖し、これらの毒素が増加します。

肺への影響

カビの胞子が肺に侵入すると、呼吸困難やアレルギー反応を引き起こし、呼吸器感染症へと進行することがあります。重症例では外科的処置が必要になることもあります。

中毒症状

子どもや高齢者、免疫力が低下した人はカビ中毒にかかりやすく、嘔吐、呼吸困難、目の灼熱感、喉の痛み、皮膚のかゆみや炎症などの症状が現れます。

重篤な症状

重度のカビ中毒では、頭痛、記憶力低下、慢性疲労、めまい、心拍数の乱れ、胸部や腹部のむくみ、筋肉の痙攣、関節痛などが報告されています。

食べ物への影響

カビが生えた食品、特にチーズ類のカビは胃腸障害を引き起こすだけでなく、E.coli など有害な細菌が混入していることもあります。