1. 一酸化炭素 (Carbon Monoxide)

    一酸化炭素は無色・無臭のガスで、主に自動車の排気ガスが源です。特に交通渋滞が激しい地域で濃度が上昇しやすく、高濃度になると呼吸器障害や最悪の場合死に至る危険があります。

  2. 二酸化窒素 (Nitrogen Dioxide)

    二酸化窒素は自動車や発電所の燃焼過程で発生し、呼吸器系に有害な影響を与えます。濃度が上がると喘息や肺機能低下などの健康被害が報告されています。

  3. 二酸化硫黄 (Sulphur Dioxide)

    二酸化硫黄は化石燃料の燃焼で生成され、大気中の水蒸気と反応して酸性雨をもたらします。酸性雨は水生環境を汚染し、魚類などの生物死を引き起こすなど、広範な生態系への悪影響があります。

  4. オゾン (Ozone)

    オゾンは酸素原子3つからなる分子で、地表付近では窒素酸化物と揮発性有機化合物が日光下で反応して生成されます。地上オゾンは呼吸器刺激、咳や喘鳴、呼吸困難などの健康問題を引き起こします。

  5. 粒子状物質 (Particulate Matter)

    粒子状物質は硝酸・硫酸などの酸、有機化学物質、塵や金属などの微小粒子から構成され、肺に吸入されると重篤な健康障害をもたらします。発生源は自然(花粉、山火事)から人為的(車両、建設現場、発電所)まで多岐にわたります。

  6. 鉛 (Lead)

    かつては自動車の排ガスが主な鉛汚染源でしたが、ガソリンからの鉛除去により減少しました。現在は鉛精錬所や廃棄物焼却施設が主な排出源です。体内に取り込まれた鉛は骨に蓄積し、神経障害や致命的な健康被害を引き起こす恐れがあります。