フロリダ州の住宅用井戸水の処理と安全対策
地下水は自然にきれいな水ですが、細菌や硝酸塩などの汚染物質が浸入することがあります。フロリダ州では約20%の住民が自治体の水道以外の水源を利用しており、井戸の水質は住民自身の責任です。
汚染物質
フロリダの井戸水で最も問題となるのは、微生物(細菌、ウイルス、寄生虫)と硝酸塩です。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、汚染された飲料水が原因で毎年数千件の病気が発生し、死亡例も報告されています。
細菌は必ずしも有害ではありませんが、存在自体が他の危険な微生物がいる可能性を示します。下痢、吐き気、嘔吐などの症状が出た場合は、汚染水の摂取が疑われます。
硝酸塩は特に乳幼児に危険で、血中のヘモグロビンと結合し「ブルーベビー症候群」(酸素不足による貧血)を引き起こします。
井戸や浄化槽の適切な管理、農薬や肥料の使用状況の確認、ガソリンタンクの漏れ防止、埋立地や有害廃棄物の漏洩チェックなどが、汚染防止の基本です。
検査
私設の井戸を使用している場合、米国保健局は年に一度は水質検査を行うことを推奨しています。検査は1サンプルあたり10〜20ドルと手頃で、州認定の検査機関に依頼すれば正確な結果が得られます。多くの郡保健所では、無料または低額でサンプル採取を行ってくれることもあります。
検査で汚染が確認された場合は、井戸の消毒、システムの修理、または適切な浄水装置の導入が必要です。対策は汚染物質の種類と原因に応じて選択し、郡の保健担当者や検査業者の指導を受けましょう。
詐欺防止
無料の水質検査を謳う民間業者には注意が必要です。フロリダ州検事総長室は、化学薬品で水の色を変えると称して販売する機器や、政府の承認を装う商品を購入しないよう警告しています。
