ペットボトルに潜む潜在的な危険性

プラスチックの歴史

1862年のロンドン万国博覧会でアレクサンダー・パークスが初のプラスチック素材「パーケシン」を披露しました。セルロース系の化合物でゴムの代替を目指したものの、生産コストが高く実用化には至りませんでした。現在の水ボトルに使用されるポリエチレンは、1930年代にE.W.フォーセットとR.O.ギブソンの研究室で偶然に開発されたものです。

化学物質の溶出

プラスチックボトルが危険とされる背景には、再使用時に化学物質が溶け出す可能性があります。しかし、米国化学評議会の子会社PlasticsInfoによれば、現在のところ、食品や飲料に有害なレベルの化学物質が溶出するという科学的に認められた証拠はありません。米国食品医薬品局(FDA)は、ポリエチレンは食品・飲料の保存に安全であると認定しています。

国際的な政策

ビスフェノールA(BPA)はプラスチックボトルに頻繁に使用される化学物質で、健康リスクが議論されています。ハーバード大学の研究では、BPA入りボトルを使用した人の尿中BPA濃度が最大70%上昇したと報告されています。BPAは先天性欠損や発達障害のリスクを高めるとされています。

米国では現在の規制はBPAを含むプラスチックボトルを特に危険視していませんが、カナダは2008年にBPA入りボトルの販売を禁止しました。FDAと米国化学評議会は、尿中濃度は上昇しても健康被害を引き起こすほど高くはないと結論付けています。

バクテリアの問題

化学的リスクは低いとされる一方で、再使用による細菌汚染は実際的な危険です。ニュージーランド食品安全局は、プラスチックボトルの再利用は口や手から細菌が移り、増殖しやすくなると指摘しています。

防止策・解決策

細菌汚染を防ぐための具体的な対策として、以下が推奨されています。

  • ボトルに水を入れる前に手を十分に洗い、乾かす。
  • 傷やひび割れのあるボトルは使用しない。
  • 再利用する場合は、石鹸でしっかり洗い流す。
  • 他人とボトルを共有しない。

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