草の花粉
草の花粉は単一の開口部を持ち、見た目が特徴的です。多くの草は5月に受粉を開始し、装飾用や芝生の草は夏から秋にかけて花粉を放出し続けますが、在来種はこの時期だけです。地域によっては、草の花粉が大気中の主要なアレルゲンとなります。
シラカバ(カバノキ)花粉
シラカバは北米、ヨーロッパ、アジアの温帯地域に広く分布し、花粉は代表的なアレルゲンです。シラカバ花粉はアトピー性皮膚炎、蕁麻疹、喘息、喘鳴、結膜炎、目の充血、口咽頭のかゆみ、鼻結膜炎などを引き起こすことがあります。
松の花粉
松の花粉は黄色で粉状、年間数百万トンが産出されます。松は風媒花で、花粉は風によって松ぼっくりへ運ばれます。春になると雄花序(花粉管)から大量に花粉が放出されます。
オオバコ花粉
オオバコは北米の牧草地や草原に自生し、メキシコ、南米、ヨーロッパ、アジアにも分布します。花粉はイラクサと同時期に飛散し、アレルギー症状の原因とされがちですが、実際には花粉は重く厚いため風で遠くへ飛びません。主に昆虫によって受粉します。
その他の花粉・胞子
現在、約50万種もの胞子や花粉が知られており、花粉学(パリノロジー)はこれらを健康や法医学など多様な分野で活用しています。例えば、法医学的花粉学は犯罪・民事訴訟で花粉や胞子を証拠として利用する技術です。
