環境研究所における脱イオン水の要件
電気伝導率
水は自然に電気を通すため、実験室で適切に処理しないと感電などの危険があります。環境研究所では、脱イオン水の導電率を可能な限り低くするため、専用の除電処理を施します。
微生物・有機体の除去
飲料水には多種多様な微生物が含まれ、土壌や環境試料中の生物測定に影響を与える可能性があります。脱イオン水は、微細フィルターや紫外線照射など複数の浄化工程を経て、微生物を完全に除去した状態で使用されます。
化学物質の除去
フッ化物、二酸化炭素、カルシウムなどは水に自然に存在する成分です。実験で使用する際には、これらのイオンが試薬と反応しないよう、脱イオン水はイオン除去処理を施し、純度を確認する検査を行います。これにより、実験の正確性と再現性が確保されます。
酸性度(pH)の管理
環境実験では、使用する水のpHが中性(pH7)であることが求められます。天然水に含まれるミネラルやイオンがpHを変化させるため、脱イオン水はpH測定と必要に応じた調整を実施し、安定した中性状態を保ちます。
